30-50-80式トランプゲーム「%triq」(仮)ver 0.01

文責:30-50-80

トランプのタイプ:
 ゴーアウト・ビーティングゲーム(敗者脱落系)

プレイ人数:
 必須:2〜27人
 推奨:4〜9人

使用カード:
 ジョーカー2枚を含む54枚

ゲームの目的:
 手札を使い切らない

スタート準備:
 ・プレイ人数が6人以下のとき
  1人につき(15-プレイ人数)枚ずつ配り、残ったカードは各プレイヤーに公開した後、ゲームから取り除く
  (4人なら54-4*11=10枚、5人なら54-5*10=4枚取り除かれる)
 ・プレイ人数が7人以上のとき
  カードを配る前に54から人数分割った商ずつくばり、余りは各プレイヤーに公開した後、ゲームから取り除く
  (7人ならば54/7=7+余り5枚、8人ならば54/8=6余り6枚、9人ならば54/9=6余りなし)

  ゲームから取り除かれたカードはゲームの勝敗がつくまで使わない。
  また、ゲーム中どのプレイヤーも見られるようになるべく見やすいところにおいておく。
 参考:

人数 手札枚数 余り枚数
2 13 28
3 12 18
4 11 10
5 10 4
6 9 0
7 7 5
8 6 6
9 6 0
10 5 4

カードの役割:
 ・A
  1点または11点分のカードとする。点数はそのカードを出した人の任意で決める。
 ・2〜10
  それぞれカードと同じ数字分の点数のカードとする。
  ただし、スペードの3については特殊ルール有り。(下記参照)
 ・J
  10点分のカードとする。ただし、場の点数を10で割った余りが1か2か3の時
  場の一番上のカードと同じスート(マーク)のものを出すと、「しばり」になる。(下記参照)
 ・Q
  10点分のカードとする。ただし、場の点数を10で割った余りが4か5か6の時
  場の一番上のカードと同じスート(マーク)のものを出すと、「しばり」になる。(下記参照)
 ・K
  10点分のカードとする。ただし、場の点数を10で割った余りが7か8か9の時
  場の一番上のカードと同じスート(マーク)のものを出すと、「しばり」になる。(下記参照)
 ・JOKER
  「しばり」でない時はその場の点数の、次に来る10で割れる数までの補間数が点数となる。
  例えば場が7点の時はJOKERは3点になり、場が24点の時はJOKERは6点になる。
  「しばり」中は0点として扱う。

ゲームスタート:
 初回はじゃんけんで負けた人から、2回目以降は前回の勝者からスタートする。
 最初の場の点数は0点とする。最初の人はJ・Q・K・JOKER以外のカードを(下記参照)
 手札から1枚そのカードの点数を言いながら出す。

進行:
 次の人の順番に回ると、次の人は自分の手札から好きなカードを出し、
 その点数と場の点数を足した点数を言いながら出す。
 この時場の点数が10で割れる点数になると、その場は流れ、
 そのカードを出した人の前の番の人はそのカードを出した人に
 その場の点数を10で割った枚数だけ手札から渡さなければならない。
 渡すカードは渡す側の人が任意で決める。
 そしてその場の点数は0にリセットされ、場のカードを他の場所へ移す。
 次の番の人は上のゲームスタートからやり直す。

しばり:
 「しばり」の条件を満たしたカードを出し、かつそのプレーヤーが「しばり」と発言した時、
 「しばり」は成立する。
 また、「しばり」が成立した時、場の一番上にあるカードのスートと
 同じスートのカードかJ・Q・K・JOKERのカードしか出すことが出来ない
 場の点数は通常通り加算する。また「しばり」中に10で割れる点数になった場合も
 通常通りの処理を行うが、「しばり」は解除される。
 また「しばり」中に「しばり」をすることはできない。
 もし出せない場合はその出せないプレーヤーは「パス」となり、場は流れ、「しばり」は解除される。
 また、パスした人は「しばり」を成立させた人
 その場の点数を10で割って端数を切り上げた枚数だけ手札から渡さなければならない。
 なお、「しばり」を成立させた人がパスした場合は、場は流れ、
 その場の点数を10で割って端数を切り上げた枚数だけ手札から場に捨てなければならない

スペードの3:
 「しばり」中でない時あるときに関わらず、JOKERを出した人の次の人がスペードの3を
 持っていたときは0点扱いで出すことが出来る。この時JOKERを出した人は
 その前の人からカードをもらうことが出来ず、場は流れて、逆にスペードの3を出した人に
 その場の点数を10で割って端数を切り上げた枚数だけ手札から渡さなければならない。
 この場合以外のときにスペードの3を出しても通常の3のカードとして扱われる。

ゲームスタート時の注意点:
 ゲームスタート時にJ・Q・Kは基本的に出せない。ただし、手札がJ・Q・K・JOKERのみで
 構成されている場合に限りJ・Q・Kを出すことが出来る
。この場合10点として扱われ、
 10で割れる点数なので、そのまま場は流れて前の人からカードを1枚もらうことが出来る。
 また、ゲームスタート時に10を出した場合も上と同じように処理する。
 また、ゲームスタート時にJOKERは絶対に出せない
 もし手札がJOKERのみのときにゲームスタートとなった場合、JOKERを場に出し、
 そのままゲーム脱落となり場は流れる

勝利条件・敗北条件:
 勝利条件は最後まで生き残ること。
 敗北条件は大きく2通りある。

 1:カードを渡さなければならない時に、
  渡すカードの枚数が手札の枚数と同じかそれ以上の時


 2:手札が1枚の時に順番が回ってきて、その1枚を出して
  その後手札が増やす手段が完全に絶たれた時


 1の場合、渡せるカードはすべて渡し、順位が決まる。
 2の場合、例えば持っているカードが数字のカードで、
 そのカードを出して場の点数が10の倍数にならなかった時など。
 10の倍数になった時はカードがその後貰えるので、脱落にはならない
 また、最後のカードがJ・Q・Kなどで「しばり」を成立させた時は
 ぎりぎりで脱落にはならない。パスの時にカードがもらえるからです。
 ただし順番が回ってきた時、パスとなり手札を捨てなければならないので、
 場は流れて脱落となる

TIPS:
 ・このゲームはなるべく10の倍数にそろえるゲームである。
 ・手札を配った時、1〜9のカードなどが3・4枚そろっていると、
 場の1の位がその補間数になると10に揃え辛くなる。
 そのため、例えば8を3枚持っていて、10の倍数にできない時は
 場の数字の1の位が2になるようなカードを出すと比較的安全である。
 麻雀の「ノーチャンス」や「ワンチャンス」と置き換えると分かりやすいだろう。
 ・場の数字の1の位が9になるような出し方をすると、もし次の人が
 Aを持っていたときに通常よりも1枚多く取られることになる。
 よって、9にするのは危険である。
 ・とにかく自分の次の順番の人の手札に気を使うこと。
 どの数字だとそろえられなかったかをしっかり覚えておくとやや強くなれる。
 ・どの数字カードが4枚全て出切ったのかを覚えておくと非常に強くなれる。
 ・現状のルールではまだ練りきれていない所が多いので、改善が大量に加わる可能性がある。

更新履歴:
 03/07/11 ver 0.01